母乳、ミルク事情
ずっとこのことについて書きたかったのですが、前のブログで長くなりすぎたり、重くて途中で消えてしまったりで苦戦して結局今に至ります。
ママになった方は誰もが気になる母乳のあれこれ。
ママが最初に苦戦するのがここ。
みんな、まあ大丈夫だろう〜って妊娠中思っていて、産後「ここまで出ないとは思わなかった」と誰もが言います。
当時の私も含めて。
最初の頃、いや、ここつい最近まで、授乳しながらいろんなブログやら記事を読み漁っていました。体験談のありがたさ。
いろんな体験談を読んで、結論を言うと、育児には個人差が大きすぎるということ。
なので、参考にしたというよりは、授乳間隔が長かろうが短かろうが、我が子と私を信じるしかないと気づいたのです。
参考に体験談を書きますが、まず、これを読んだママにメッセージです。
もし、赤ちゃんが泣いている理由が抱っこだと思うのであれば抱っこしてあげて。
眠たいのであれば、一番眠りやすい方法を一緒に探してあげて。
添い乳でもおしゃぶりでも何でもいいです。
ネットで検索すると、これはダメだとかどうのこうの言ってるのが多いけど、自分も楽で、赤ちゃんが安心してくれるのであれば、2人がハッピーなのであれば、それでいいのです。
正解も不正解もありません。
完全母乳にこだわる必要もありません。
赤ちゃんは、お母さんが笑顔でいてくれたらそれでいいのです。
どんな形であれ、ちゃんと愛情と栄養をもらっていれば、すくすく育ってくれます。
私の場合です。
最初、ラッチオンが正しいのかどうかわからぬまま退院して、その2日後の小児科受診で生理的体重減少の範囲を超える体重減少と、脱水による黄疸の悪化で、再入院となりました。母乳を飲めていなかったのです。
日本だとまあこういうことないですよね。うまくできるようになるまで一週間みっちり特訓させられます。
こちらは産後二泊です。たった二泊の間に、聞けることを積極的に聞いておかないと、私みたいになります。
Breastfeedingのクラスに参加して、なるほど〜って納得したまま、lactation consultantの人に対面で指導してもらわぬまま退院。
実母にも来てもらえなかったので、日中は家では私と赤ちゃんと2人きり。飲めてないなんて、分かるはずもありません。
入院中それにしてもこの子は全然泣き止まないなあと思っていて、何度かナースや先生に相談したけど、最初は出ないものだから大丈夫よ〜。いっぱい吸わせれば出るようになるからね〜。って。なだめられて終わりました。
退院して翌日、突然おっぱいが真っ赤っかに腫れて痛くて、娘が全く飲まなくなりました。泣き止まないわおっぱい痛いわ乳腺炎ちっくで自分は微熱だわ、もう最悪の状況でした。
母乳でいくつもりにしてて、ミルクどころか、哺乳瓶さえ準備していなかったので、再入院になる小児科受診まで、泣き止まないおっぱい吸えない赤ちゃんをひたすら抱っこして乗り切りました。
入院してからコンサルしてもらい、原因がわかりました。
飲めていなかった理由は、小さく生まれた娘はまだ吸う力が弱く、ラッチオンがうまくできていなかったのです。
張っている私の胸は、確かに母乳を生産している。
しかし、乳管がまだ狭いので吸うのに力が必要なのです。
母乳はできているけど出てこなくて溜まっているわ、吸う力が弱いのに出にくいから飲めないわ、張って余計飲めなくなってしまったわ、の状態でした。
乳腺炎一歩手前のおっぱいを思いっきり絞ってもらい、(激痛…!!)その後は搾乳機で絞って哺乳瓶で飲ますのを繰り返しました。
それも段々と追いつかなくなってきたので、途中からミルク導入。しばらくは混合育児でした。
再入院から退院して毎日直母で飲む練習をするも、へったくそな私達。笑
再入院して退院後およそ一週間で初めてラッチオンの感覚を知りました。
そんな感じで、うちの娘は産後10日くらい、直母で母乳を飲めていなかったのです。
そして、直母であげれるようになったのもつかの間。哺乳瓶であげてた時は3-4時間おきでもよく寝て大丈夫だったのに、直母だと10分足らずで泣き出すのです。
授乳間隔って?!って、ありえないほど頻回授乳が毎日続きました。全く何もできません。疲れたらミルクを挟んで授乳間隔を伸ばしてみたり。
しかし、夜は有難いことに、2ヶ月になる時くらいから夜泣きもせず9-10時間まとまって寝てくれるようになりました。
きっと夜寝るから昼こんなに頻回なのか…と考えながらも
そうやって、右のおっぱい左のおっぱい…って何度も何度もあげてるうちに、ミルクは夜だけで大丈夫になり、3ヶ月くらいになった時には母乳だけで夜も寝てくれるようになったので、完全母乳育児になりました。
しかし、果たして完全と言っていいものか?完全にはそこまでこだわっておらず、旦那さんにミルクと散歩をお願いして一人で家でゆっくり寝させてもらったり、出掛けてビールが飲みたくなったらミルクを挟んだり、フレキシブルに混合育児をするようになりました。
でも、私ができるだけ母乳であげたかった理由は、やはり本能的な感覚と、胃腸に負担をかけたくないという考えのもとで。ミルクだとうんちが辛そうだったんですよね。
ただ、哺乳瓶でミルクを飲めるようにしておくと本当に楽です。なので、そこまで完全にはこだわりませんでした。
そして半年あっという間に経ちました。
実は、およそ半年経って、昼間の授乳間隔はまだ1時間半-2時間でした。
理由を考えました。
体重は毎回の健診でも順調に増えています。
母乳が出ていないのではないのです。
寂しくなったらおっぱい。眠くなったらおっぱい。
娘がおっぱいが大好きなだけでした。
なんで半年も経つのにこんなに授乳間隔短いんだろうと悩んだりもしたんですが、本当にお腹が空いていたわけではなかったと気づきました。
でも、どうあやしても抱っこしても、おっぱいをあげずに3時間も間を持たせるのは不可能でした。
だって、娘はおっぱいを求めているんだもの。
こちらは、5ヶ月半で離乳食を始めました。まだ最初は一回食なので、授乳間隔が短くてもあまり問題はありませんでした。
しかし、最近になって二回食にし始めたのですが、一応全部嫌がらず食べてくれはしますが、どうも食べっぷりが遅くなったような…
おそらく、おっぱいを頻回にあげているのでお腹がそこまで空いていないようなのです。
お腹空いていないのによくもまあ嫌とも言わず頑張ってご飯食べてくれるなあと我が子に感心しつつ。笑
授乳リズムをコントロールするように心掛け始めました。
今まで寝かしつけはおっぱいオンリーだったのですが、おしゃぶりが効くようになったのです。
旦那さんはいつも寝かせられず肩を落として私にパスしていました。
が、その努力がついに叶う時が来て、自信満々に寝かしつけしてくれるようになりました。
これは有難い。
お陰で授乳のコントロールもついて、ご飯のタイミングをお腹が空いている時に作れるようになりました。
結局のところ、授乳のことで悩むのは半年ぐらいがピークです。あとは、ご飯がメインのおっぱいがおやつみたいなもの。
授乳のことで悩むことはたくさんありました。しんどくて、どうしたら授乳間隔を伸ばせるのか、と母乳が出ているのに完ミにしようか悩んでみたりしたものでした。
途中からミルクをあげても授乳間隔は伸びませんでした。寝ぐずるとおっぱいをあげてしまうのです。
でも、とある方から言われた言葉に涙が出そうになりました。
「こうやって、おっぱいおっぱいって肌を合わせる時間って今しかないんやで。もう帰って来ないんやで。」
はっと気づきました。
深層心理ではおっぱいを何度もあげている自分がダメだと思っていたのでしょうか。
今しかない、もう二度と帰ってこないこの時期を、おっぱいの出し惜しみして子を泣かせる必要はあるんでしょうか。
欲しがるだけいっぱいあげよう。この時期も今だけ。可愛い我が子の好きなようにさせてあげよう。
そう決めたのです。
そこから離乳食を始めて落ち着いてきた今、授乳回数もかなり減って、あともう少しなのか〜なんて少し寂しくなります。
アメリカでは母乳育児は2歳頃まで続けるのを推奨されています。
まあ〜長引いてもいっか〜くらいの自然卒乳を考えています。
そういえば、先日、こちらのママが書いたコラムで「4歳まで母乳育児を続けた話」について読んだのですが、(記事が見つからないのでまた見つけたらシェアします。英文ですが…)
「そろそろ卒業だね〜」「うん」って最後の夜を決めてお子さんとお話するのです。
4歳の子ですから、お話もできるし、そうやって説明すればわかってくれるのですが…卒乳を決めた日の話がすごく切なく感じました。
おっぱいのことで悩むのも今しかない。この時期を楽しみましょう。
かなり長くなってしまいましたが…
私の母乳やミルクについての思い、我ながら本当にアツくなって語りすぎてしまいます。
それだけ今まで色々考え感じながらやってきたんでしょうね。
また授乳など変化があればシェアしたいと思います。
【食生活】マイブーム
母乳育児をするにあたり、
最近ハマっているオートミルク。
オーツ麦からできた、植物性ミルクです。
ニューヨークに来て面白いなあと思ったのは、ヴィーガンのオプションがたくさんあるということ。
牛乳がなくても、豆乳をはじめ、アーモンドミルク、カシューミルク、ライスミルク、オートミルク…
たくさんの代替ミルクが売っています。
日本ではどうでしょう?
豆乳やアーモンドミルクは飲んだことありましたが…他はあまり無かったですね。
オートミルクはこちらに来て初めて飲みました。味は豆乳と似ているけど無調整の豆乳のような豆臭さはなく、また、クリーミーでとっても飲みやすいです。
私が飲み始めた理由は、このミレニアル世代受けなインスタ映えしそうなパッケージと、
オートミルクが母乳量を増やすという噂があったからです。
Oat Milk : The Best and Easiest Way to Increase Breast Milk Supply |
こちらの記事にも取り上げられていますが、オートミルクを飲むと母乳に良い効果があるとのこと…
まずは、豊富に含まれている鉄分。
私は完全に油断していました。
妊娠中、鉄分をとれ葉酸をとれとサプリメントも飲んで食べ物も気をつかっていたのに、
産後にも大切な栄養素だということをすっかり忘れていました。
サプリメントを一瞬切らした途端に身体のだるさが急増し、朝、娘の泣き声が聞こえても起き上がることさえできないほど貧血症状に悩まされました。
出産の出血と、血液から出来ている母乳を赤ちゃんに吸い取られ、産後は物凄く鉄分が不足するのです。
オートミルクには鉄分が豊富に含まれているので、母乳量を増やすと共に、血液をさらさらにして、詰まりにくい母乳を作るのです。
また、リラックスできる効果もあるそうです。
ママがリラックスすると、オキシトシンというホルモンが出ます。オキシトシンは射乳反射を起こすホルモンで、こちらも母乳育児には大切なホルモンです。
実際飲んでみて…どうでしょう?
3ヶ月くらいから母乳だけで大丈夫になったのと、離乳食も最近二回食になって、日に日に授乳間隔が伸びてきているので、あんまり分泌量を気にしていないのもあって、正直わかりませんでした。(参考にならないですね…汗)
ただ、味は本当に美味しいです。美味しいから飲んでいるって感じです。笑
ただ、母乳育児をしていて母乳にいい食生活は常に意識しているので、牛乳を飲むよりはずっと良いと思っています。
ちなみに、オートミルクはシリアルにかけても美味しいです。
私がいつも飲んでいるオートミルクのOatly!はニューヨークのカンパニーですが、写真の物はバリスタエディションなので、泡立ちやすいように少しだけレギュラーよりクリーミーです。(菜種油が多めに入っているようです)
Oatly - Oat Drink - Foamable - 1L
- 出版社/メーカー: Oatly
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る
いつも売っているスーパーで、なぜかレギュラーがずっと在庫を切らしていて、これしか売っていない…
レギュラーはもっと大きいサイズです。いっぱい飲むから早く在庫復活してほしい〜。
チョコレート味も売っていましたが、想像と違い、酸味も強いため、個人的にはあんまり好きではありませんでした。
ヴィーガンが故にミルクチョコレートみたいな味にはできなかったのかな…?
オーガニックのバージョンもあります。
オートミルクをお勧めしましたが、もちろん、オートミールは産前産後にすっごくおすすめですよ〜。
産後の病院の食事でもしょっちゅう出てました。
アメリカではオートミールさえ食べていればどんな病気も治ると考えられているくらいです。本当に栄養が豊富です。
個人的には、スチールカットという製法のオートミールを煮て、お米のお粥みたいにごま塩振って食べるのが好きです。
クイックオーツだと、栄養がかなり落ちてしまうみたいです。スチールカットのオートミールは炊き上がった時、お粥にプチプチとした食感が入ったような感じですごく美味しいです。
アップルシナモンとか、甘い味付けが一般的ですが、個人的には日本人にはプレーンか、お粥のようにふりかけかけたりなどする方が口に合うと思います。
そんな感じで、今日はマイブームのオーツ麦特集でした〜。
日本でも手に入るようでしたら是非試してみてくださいね。
【海外育児】海外での出産・育児のついての個人的な見解について
海外での出産・育児について少しお話しします。
日本にいる友達によく言われるのが、
「海外で出産大変だね」
もしくは「すごいね」
本音を言いますと、海外での出産、全然すごくないです。大変というのもうーん…
というか、出産を経験したママは日本にいようがアメリカにいようが全員すごいです。自分を褒め称えましょう。
なぜ特別すごく大変でもないかと思っているのかというと、おそらく私は初産から海外だったのがあると思います。
分からないことが分からない。
そこからのスタートです。
日本で初めて妊娠・出産した方々もきっとそうでしょう。
同じです。
大変だという点は、うーん、確かに大変だったかもしれませんが…。保険の手続きから病院でのやり取りやら色々…初めてなので全く分からず。医療のシステム的な所に少し困惑した部分もありますが、日本で経験しててもきっと分からないことがたくさんあったろうと思います。
言葉の壁…確かにあります。私もまだ来て1年半のタイミングで英語も大して上手くない。電話なんかレストラン関係以外ほぼしたことなかったし、耳もまだまだ慣れませんでした。
夫なんて、8年も住んでるのにびっくりするくらい話してることとか英文の理解とかできていなくて、英語に関しては全て私が背負う感じです。
ただ…なんとかなります!
特にニューヨークは本当に移民に優しい。いっぱいいて慣れてるんでしょうね。
下手な英語や発音が多少悪くとも、上手に話を引き出してくれるので、言いたい事が結構ちゃんと伝わる。
なんなら、病院は通訳を出せって言えば出さないといけない法律があるため、ちょっと「英語が苦手」って言えばすぐ通訳システム出してきてくれます。
必要なのは「恥じない心」と「ちょっぴりの勇気」です。
話せない事を恥じると話せなくなります。電話するのが緊張するって避けていると一生何も進みません。
と、私には両方あるので今だにあんまり上手くないんですが、笑
電話すると手が震えるくらい、日本にいる時から他人に電話するのが恐怖症なんですが、頼れる夫が頼れないとなると、気合いで私が乗り切るしかありません。
そうして妊娠してから今に至るまで何度もネイティブスピーカーとのやり取りを繰り返すうちに、だいぶ英語が鍛えられた気がします。
と…なんか最後英語の話になってしまいましたが、
海外の妊娠・出産はまとめますと
「すごい」「大変」
というよりは、
「日本と違って未知、興味深い」
って感じでしょうか…?
最近は、日本と比べて違う〜って言うよりも、日本とアメリカでの双方の良い所を参考にしていこう、という考え方になりました。
アメリカも日本より進んでいる考え方があってなかなか面白いですよ〜。
今後少しずつ紹介しようと思っています。お楽しみに!
改めて自己紹介
ブログも新調したので、
気持ちも切り替えてもう一度自己紹介をしたいと思います。
2015年8月からニューヨーク在住
(今月でちょうど在住歴3年です)
Visual Artist
手で絵を描くのがメインですが、photoshopやillustratorといったデジタル媒体も使います。写真も撮ります。
ほんのたまにデザインのお仕事もします。(これに関しては独学のため友人のみの受付です…)
ニューヨークに来た理由は色々ありますが、主に上記のキャリアを積むためです。在日中は、全く別のキャリアのお仕事をしていたため、ほぼ独学です。趣味から本格的にキャリアとして活動したいと思って渡米を決意しました。
アメリカ生活はなかなか順調で、コンスタントに展示の機会を頂いたりと制作活動に没頭していました。
ところが、在住およそ1年半過ぎたところで人生は一転。
当時一緒に住んでいた彼と結婚の話が出始めていた頃、彼との間に子どもを授かるのでした。
一女性として、いつかは子どもを産みたいと思ってはいましたが、結婚はしても子どもは今ではない、と思っていたので一時は動揺したものの、
この幸せな人生の転換に感謝して楽しい妊娠生活を送りました。
そして今年2018年1月に第一子となる女の子を出産。
現在は絵の活動はストップしていますが、育児を楽しんでいます。
先月で6ヶ月になった娘。
ますますリアクションが豊かになってきて本当に可愛いです。
ブログを始めたきっかけでもあります。
私も海外での妊娠、出産について色々調べた時、色んな方のブログにお世話になりましたから、私も今後体験される将来のママ達の参考になればいいなと思っています。
個人的なニューヨーク生活についてもちょくちょく挟んでいこうと思っています。
今のところ、ブログよりもinstagramの更新が多いので、興味ある方は覗いてみてください。
Satsuki Yamada (@satsukiyamadanyc) • Instagram photos and videos
あ、ちなみに更新頻度少ないですが、アーティストページもあります。
Satsuki Omura (@satsukiomurart_nyc) • Instagram photos and videos